再生方法

ダサさを曝け出して、自分を知るための場所です

ふっかつのじゅもん 其の五十六

最近よく考えてたんだ、死ぬことってどういうことなんだろうって

物体としての存在が消えて、精神として、魂としてどうなるのかは分からないけど、たとえばこの意識が魂として世に残り続けるのかな。とか

 

自分自身はすごくポジティブな人間だと思っているんだけども、どこか最近少しずつネガティブな言葉を吐くことが増えたんだ。それは仕事のせいなのか、自分の人生への嫌悪感なのか。死にたいとか平気で言えるようになった、心では思って………ないわけではない。でも9割くらいは嘘。

でもそうやって言霊を自ら発してしまっていた。

 

今日、好きなバンドのライブに行った。名前を聞けば誰でもわかるバンド。好きな曲はたくさんあるけど、結構エグい曲もたくさんある。特に死生観をテーマにしている曲が優しい日本刀のように身体に当たり、いつの間にか身体を貫通している。

 

中でも好きな曲があって、旅立ちという言葉を解説した曲。人によっては、これは死生観の歌だとか、いやいやこれは遠くへ向かう友人へのエールだ、離れゆく恋人への失恋を旅立ちという言葉で表現しているのだとか考え方がある。

 

でも僕はそういった解釈の中でも死生観についての説がすごくしっくりきた。まあ、このバンドは死生観について積極的に歌うバンドだから(優しいメロディの時は特に)、思想の中だとそうなると思われる。

 

日本のエモロックというのはここ10年の邦ロックの大テーマだが、90年代に出たこのアルバムがノスタルジーとエモと悲壮感を優しいメロディで包み込んだ不思議な曲だというのは明白だ。なんならそれが祖なのでは?と思うくらいに。

 

このバンドは本当に脳内に平気で入り込んできて頭の中をぐしゃぐしゃにしてくる。勿論、いい意味で。そういえば、僕が初めてギターを握って歌った曲がこの人たちの曲だった。それから5年間くらいあまり聴かなかったが、大学生になってその良さに気づいて今に至る。

 

僕はこの人たちを超えることができない。

何があっても。

そう強く思わされた。

 

サンシャイン 白い道はどこまでも続くよ
サンシャイン 寒い都会に降りても
変わらず夏の花のままでいて