「One choice」作詞:秋元康
人生とは選択の連続だとはよく言ったもので、
今日はこの店に行こうとか、この電車に乗ろうとか、そんな選択っぽいものだけでなく
もう起きようとか、三角食べをしている時とか、意識しないでしていることもたくさんある。
君を好きだという気持ちも、選択の末の意思である。
あの子もその子も可愛いし、いい子だし、目移りしてしまうような要因はいくつもある
でも僕は君に恋をしたんだといった具合に。
なんて俯瞰したフリをしているけど、実態といえば、授業中も部活中も帰り道も、
君は何しているのかなぁなんて涎を垂らしながら考えて、クラスメイトからはそのアホヅラを馬鹿にされている始末、なさけないなぁ
いっそのこと、恋愛感情なんてなければ、こんなに一人の夜の航海が辛くなったりなっかしなかったのにな。もっと好きなこと集中できたし、やりたいことにリソースが割けるし。いつだってどこでだって、君を重ねてしまうような愚か者になっているのは本当にキモいかも、これは愛なんですかと誰かに問いたくなる。ほら、またショーケースにいるスポットライトが当たったマネキンに君を重ねてしまっている。その隣のイケメンマネキンはきっともっとすごいアイツだななんて、一人で落ち込んだりして。
もっと”手頃な子”を好きになりたかった。なんてものすごい失礼なことを考えてしまうけど、でもじゃあ誰がいいかなんて考えてみても、どんな景色でも君の姿が浮かんでしまう。
苦しめてしまってごめんよ、自分。
でも、やっぱり僕には君だけなんだ。